Q.一人でいたときに、偶然とても感動的な景色を見たとします。そのときどうしますか?
- すぐに誰かに伝えるという人は、外向。エネルギーが外に向かっている人です。
- 自分ひとりで堪能するという人は、内向。自分の内側に向くことでエネルギーを充電するタイプです。
心にも『利き手』がある!
生まれつき、無意識に使っている利き手。これと同じで、心の使い方にも自然に使っている『利き手』(指向)があるそうです。ここでは「外向」「内向」のどちらが自分の利き手かを考えてみましょう。
「外向」「内向」とは、心のエネルギーの方向のことです。
一般的に「外交的」というとポジティブな印象で、「内向的」はネガティブにとらえられますよね。
これは、誰かと比べて良悪や強弱を判断しているからです。
それに対して、ここで言う「外向」「内向」は固有のもので、絶対的なものの見方で考えるものです。
さあ、利き手はどっち?
ではもう一度、心の使い方の利き手を考えてみましょう。
あなたの心のエネルギーの方向はどちらでしょうか。
■外向(Extroversion)が利き手の人の特徴
話すことによるコミュニケーションを好む。
人と話しながら考えをまとめる。
自分に起こったことなどを人に言いたくて仕方がない。
まわりが気になる。
外の世界に興味・関心がある。
すすんでまわりの人や出来事にかかわっていく。いつもステージの上にいる感じ。
■内向(Introversion)が利き手の人の特徴
書くことによるコミュニケーションを好む。
自分の中だけで完結する。
自分の中でまず考えてから結論を話す。
一人でいるのを好む。
まわりが気にならない。
見えないシャッターがある感じ。
MBTIのすごいところ。
「外向」「内向」は、MBTIという性格検査の指標の一つです。
MBTIは、アメリカでは最もよく使われている性格検査だそう。
性格検査と認定ユーザーのフィードバックをセットで受ける必要があります。
私はキャリアカウンセリングの勉強する中で、ご縁があったので受けてみました。
他の性格検査と比べて、すごいと思ったところを二つ挙げてみました。
★人と比較したり、人を評価したりしない
だから、人との違いを「へえ、そんな風に考えるんだー」と素直に驚きと敬意をもって、ポジティブに理解することができます。
★質問項目に答えて終わりではない
検査結果が出た後、認定ユーザーのアドバイスのもと、自分がしっくりくるタイプを考えていくことで自己理解が深まります。
まとめ(どう活かせるでしょうか?)
- 自分と相手の利き手の違いを理解して、コミュニケーションを取る。
職場、友人、家族とのコミュニケーションなど、あらゆる場面で使えると思います。
例えば、私の場合は「外向」。
だからいつも誰かに「こんなことがあってさー」と些細な出来事でも話したくてしかたがありません。
でも、自分と正反対の利き手を持つ人の特徴を知り、思い当たる方が何人も…。
しゃべって発散したいだけの私の発言を重く受け止めて、じっくり考えて返事をしてくるかもしれませんし、そもそもいやがっているかもしれません。反省反省。
- 自分の利き手を知り、意識的にコントロールしていく。
「外向」「内向」もともとどちらも持ち合わせている人もいます。
また、意識することで、利き手ではない方にコントロールすることもできるようになるそうです。
私の場合「外向」が圧倒的に強いのですが、最近は内省することも楽しく感じられるようになってきたので「内向」の面も育ってきているのではないかと思っています。
自己理解を深めるために、性格検査を使うのは非常に有効だと思いますが、受けて受けっぱなしが一番もったいないです。
あとで振り返ることができるよう、わかったことや感じたことなど、書いておくと自分を深く理解するきっかけになると思いますよ♪